肌に潤いのない乾燥肌。
嫌になってしまいますね。
どうして乾燥肌になるのか。そして、どうして乾燥肌だと「かゆみ」が強くなってくるのか。
それらの原因や対策を、このページで解説しましょう。
乾燥肌の原因とかゆみの関係
乾燥肌の原因を知らないから、乾燥肌の状態を悪くして、かゆみが強くなってしまうのです。一旦かゆみがひどくなってくると、「かゆい、かゆい」と、つい肌を掻いてしまいます。これでは悪循環になってしまい、ますます乾燥肌が進んだり、かゆみがひどくなったりするのです。
このような状態に陥らないためにも、まずは乾燥肌の原因を理解しておきましょう。
・乾燥肌の原因
肌が乾燥するということは、皮膚内の水分量が減っていることを意味しています。この水分量の減少は、「角質細胞間脂質」と「皮脂」が少なくなったことによって、肌のコーティング作用が不十分となり、水分が肌からどんどん蒸発していることに起因します。
また、「角質細胞間脂質」と「皮脂」の低下には、遺伝的な要素(生まれつきの肌質)と後天的な要素(間違った洗顔や加齢)の2種類の要素が影響しています。
何が原因で、自分が乾燥肌になっているのかを知る。
このことが、乾燥肌対策の第一歩になるのです。
・かゆみの原因
肌に潤いがなくなった乾燥肌は、外的な刺激から肌を守る機能が低下します。そのため、ちょっとしたことでも、肌が直接刺激を受けるようになり、かゆみを誘発することになるのです。
乾燥によって傷ついた角質層内では、「かゆみ」に関係した刺激があることを脳に伝える神経が、角質層の表面にまで伸びるため、より痒みを感じやすくなるのです。
乾燥肌になる後天的な要因
乾燥肌になる後天的な要因は、さまざまなことが考えられますが、ここでは代表的な要因をご紹介しておきましょう。
・間違った洗顔
顔の汚れを落とす。このことを頑張りすぎている人が、乾燥肌になりやすいようです。1日の洗顔の回数が多かったり、洗浄力の強い洗顔料を使っていたり、そのようなことが習慣になっていると乾燥肌になりやすくなります。
・長時間の長湯
お風呂に長い時間入るのがストレス発散。このように考えている人がいますが、ぬるい温度のお風呂であれば良いのですが、熱い温度のお風呂に長い時間浸かっていると、多くの皮脂が流れ出てしまいます。これが、乾燥肌の一つの原因になることがあるのです。
・エアコンによる湿度低下
エアコンの設定によって、部屋の湿度が低くなりすぎて、肌からどんどん水分が蒸発してしまうことがあります。そのため、空気が乾燥する冬場だけではなく、最近では夏場にも乾燥肌になる人が増えてますが、この夏場の乾燥肌には、エアコンが大きく影響しています。
これらの他にも、「角質細胞間脂質」と「皮脂」の状態を悪くする要因としては、偏食・睡眠不足・ストレスなども挙げられます。
これらの乾燥肌になってしまう後天的な原因を、普段の生活の中で改善していくことが大切ですが、乾燥している顔や身体の状態を一日でも早く改善したいと願っているのなら、乾燥肌対策用の「化粧品」や「スキンケア用品」を使うことも大切なポイントです。
乾燥肌がひどくなって、「かゆみ」に絶えられない生活になってしまう前に、自分にあった「化粧品」や「スキンケア用品」を早く見つけることができると良いですね。
「かゆみ」がひどくなって、
「夜に寝ることができない」
ということ聞くことがありますが、本当に可哀想です。
自分がそうならないためにも、乾燥肌をあなどらないことです。