乾燥肌になる原因はさまざまです。
自分がなぜ乾燥肌になっているのか。
その原因を以下の中から探して、乾燥肌対策をしてみましょう。
今回のコラムでは、乾燥肌になる代表的な原因を挙げ、その主な対策方法を説明しています。ぜひ、普段の生活を変える参考にしてください。
加齢による乾燥肌対策とは
年を重ねると、乾燥肌になりやすい。
これは確かなようです。加齢とともに、肌の潤いを助けるコラーゲンやヒアルロン酸の分泌量が減り、乾燥肌になってしまうのです。
加齢は、女性ホルモンの減少も引き起こします。コラーゲンを体内で作ることに大切な女性ホルモンであるエストロゲンが減少に伴い、コラーゲンが減少してしまい、肌のみずみずしさ失わせるのです。
そのため、加齢とともに、コラーゲンやヒアルロン酸を外から補うことを考える必要があります。
食事やサプリメントによってコラーゲンを摂ったり、ヒアルロン酸入りの化粧品やスキンケア用品を使ったりという工夫をすることで、加齢による乾燥肌を防ぐのです。
洗顔の仕方が乾燥肌を誘発
顔の乾燥肌に悩んでいる人の多くが、洗顔の仕方や自分に合わない洗顔料が原因で、乾燥肌になっています。
顔の汚れを落としたい。
汚れを落とすために、顔をごしごし洗っている。
顔を洗った後に、つぱった感じがする。
顔がつっぱるので、すぐに乳液をつけている。
このような洗顔をしていると、乾燥肌になりやすくなります。
顔の汚れを落とすために、ごしごし洗う必要はありません。
顔を優しく洗うために、水ではなくぬるま湯を使い、洗顔料をきちんと泡立てて、十分にすすぎも行なう。もし肌がつっぱるような感じがあるのなら、洗顔料を買い換えることも考えてみましょう。
また、顔がつっぱたからといってすぐに乳液を使うのはダメですよ。化粧水で肌の水分を補ってから、その水分が蒸発しないように美容液でコーティング。それでも不十分なら乳液を使った方が良い場合があります。
湿度調整がうまくいかないことが原因で乾燥肌に
空気が乾燥していると、肌から水分が蒸発し、乾燥肌になりやすくなります。
そのため、自宅やオフィスの湿度調整をきちんと行なうことも、乾燥肌を防ぐには大切なポイントなのです。
エアコンで除湿をしすぎている人。
最近は、夏でもエアコンを使って除湿をしすぎている人が増えているため、「冬に乾燥肌になる」とは言い切れないのです。
湿度と乾燥肌の関係に十分に注意し、エアコンの適切な使い方を心がけましょう。
知らないうちに生活習慣が乾燥肌を生み出す
悪い生活習慣によって乾燥肌を誘発する。
このことに関しても注意が必要です。
「角質細胞間脂質」と「皮脂」が十分にある肌は、しっかりコーティングができ、肌から水分が蒸発することを防いでくれます。そのことによって、みずみずしい肌が実現できるのです。
しかし、偏食、ストレス、喫煙などの乾燥肌に悪影響をもたらす生活習慣があるために、どんどん乾燥肌を悪化させている人たちがいます。
納豆、うなぎ、フカヒレなどのヒアルロン酸を多く含んだ食事や、コラーゲンの生成に不可欠なビタミンCなどを含んだ食事を心がけましょう。
最近は、ヒアルロン酸やコラーゲンを、サプリメントから補うこともできるので、食事と併用してうまく摂取するようにしましょう
ストレスや喫煙は、肌のターンオーバーの正常化を妨げる原因にもなります。新陳代謝が悪くなり、肌の活性化が十分に行なわれなければ、角質や皮脂にも悪影響が出てしまうのです。ストレスの発散や禁煙についても、真剣に考えましょう。
加齢、洗顔、湿度、生活習慣、これらのことを念頭に、それぞれの項で説明をした対策をしっかり考えて乾燥肌対策をしてください。
乾燥肌を悪化させると、ひどい「かゆみ」のために、夜眠ることができないという人さえいます。
そのようにならないためにも、生活を見直し、スキンケア用品をうまく併用して、乾燥肌にならないように気をつけましょう。
ちょっと新しいことをしてみる。
このことで、随分と乾燥肌が改善するのです。